日本の学生たちと夢みて

今回は、理事の藤田さんが

カンボジアのボランティア活動をしたいと思ったきっかけについて

ご紹介をしたいと思います😊

是非ご覧くださいませ✨

みなさん、こんにちは。

JECSAの理事を務めさせていただいております藤田麻里子と申します。

私が、なぜJECSAに入り、カンボジアの方々と

交流したいと思ったかをお話しさせていただきます。

その前に、私の若い頃からの活動について

少しお話しさせてください。

私は、以前理科の教員をしていました。

その中で、学校教育の中でできる体験は、

限られていて、自然科学を理解するには、

もっと子供たちに体験を少しでも多く持ってもらった方が、

学ぶ上でとても大切なことであると毎日授業していて感じました。

特に理科という教科は、義務教育期間に日本では人間として

生きていくすべや知恵を体験を通して学んでいく教科だからです。

なぜ電球は、消してから変えないと危ないのか?

暑い時どういう科学現象を使えば涼しくなるのか?など、

体験や観察を通して学ばなければならないことが数えきれないほどあります。

そこで、20年ほど前から飛び飛びではありますが、

夏と冬に授業外のさまざまな実験や観察する機会を自主的に作ってきました。

その中で、自然科学により強い関心を持った子供たちを、

見る機会に恵まれ、彼らがさらに自分たちもその役割を担いたい。

楽しいと感じた自分たちの手で企画し、

後輩たちに伝えたいという学生たちが出てきました。

そうして、3年前から「学生たちの手による子どものための科学教室」と題して、

地域で遊びを通した科学教室を開くようになりました。

保育園や市の子ども食堂などで、活動しながら、

彼らは、ふっと今度は海外の子どもたちは

どうなのだろうと目を向けました。

私たち日本人は、関心があれば、

すぐ体験をする機会や場所がありますが、海外ではどうなのだろうか?と。

そんな時、カンボジアでは、内戦のため学校の先生方が不足していて、

実験などする機会が少ないと色々な情報を調べるうちにわかりました。

 そこで、カンボジアで自分たちがやっていることを

やってみたらどうだろうか?という意見が出ました。

そこで、色々なNGOさんを調べてあたっているうちに、

NGOチアフルスマイルの代表松田さんよりお話を伺う機会に恵まれました。

そのお話を聞いてさらに自然を学ぶこと、

実験や観察から体験する面白さをカンボジアの子供達と分かち合いたいと強く思うようになりました。

 新型コロナ禍ということもありましたが、自分たちがまず、

カンボジアのことを学ぶことから始めようと、代表の松田さんのご協力もあり、

カンボジアの学生さんたちとオンラインで交流会を定期的にするようになりました。

 その交流会で、カンボジアになぜ先生が足りないのか?どんな国なのか?

どんな文化や習慣があるのか?

また時には、お互いの学校のこと、流行のこと、

好きな食べ物やタレントなど似たような思いや環境もあることも話題になり共感も生まれました。

 そこで知り合ったカンボジアの学生さんたちと、

カンボジアで一緒に科学教室をしたいという思いがさらに強くなっていき、

日本でもその思いを抱く仲間が増えていきました。

私は、彼らのそんな思いを大切にしたいという想いと、

お互い交流を深め、1人でも多くの未来を作る若者同士が繋がることで、

お互いの国にとって平和で発展的な社会を考えていく、

またはきっかけを持てるのではないかと思いました。

 カンボジアと日本の若者たちが、お互い刺激しあって、

お互いのようところを学び、吸収していく。

そして、ともに地球の仲間として手を繋いでいく機会を1つでも多くつくって、

広めていければ、両国の明るい未来作りのちょっとしたお手伝いができるのではないかと考え、

この活動に参加しています。

 支援という言葉は、どこか優劣を意識しているようで、

私は好きではありませんが、お互いの足りないところを力を合わせて、

補い助け合っていく。

そんな気持ちで取り組んでいけたらと思っています。

 

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